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2004.07.31

熱血!暴走族自伝~更生その1

12.gifこの自伝を書き始めてあれから随分と時間が経ってしまった。また、再び・・・

前回までのお話し
 PART 1
 PART 2
 PART 3

鑑別所を出た私が一目散に向かった先は、族の仲間のところだった。再び以前の
生活に戻るためではなく、再起をかけた出発のために・・・。

私はその日のうちに、R族の解散を命じた。みな文句は言わなかったが、泣き叫び
崩れる者がいたり、硬い握手を交わす者もいたり、様々であった。「真面目な人生、
生きてこーや」「お前らにもいいとこ、必ずある」と、叫んでいた私が実は1番涙が止
まらなかった。仲間は好きだった。大好きだったから・・・。真っ当な人生を選ぶことが
こんなにも勇気のいることだとは思いもしなかった。

「必ず、必ず、生きて、またどこかで会おう」そう言いながら、みんな重い足取りで家路
へと向かっていった。

家族のもとへと帰った私は、両親に土下座をして深々と今までのことを詫びた。不思
議と両親は怒りもしなく、温かく迎え入れてくれた。そして、仏壇の祖母に手を合わせ
た。「ばっちゃ、ごめんね。これから真面目に生きていきます。」と言った瞬間、心が軽
くなったことは今でも記憶に残っている。後ろめたい気持ちがなくなったからであろう。
その日の夕食は、家族水入らずで数年ぶりに楽しい食事となった。

しかし、私の体は、シンナー中毒の症状であちこちやられていた。深夜になるとやは
りシンナーを求めて体が震えだし、朝まで一睡もできない日々も続いた。まずは普通
の健康状態を取り戻すことが、1番の更生であった。両親の心配とすすめもあり意を
決して私は病院への入院を決断した。精神科の病院である。

精神科の病院にはアルコール依存症に悩む患者さんも数多く入院していた。私の入
った病棟は「閉鎖病棟」だった。独房と同じくらい狭い空間で、窓には鉄格子が置かれ
ていた。私はここで再び、自分の心の葛藤と戦うことになるのである。

もうすぐ早春を迎えようと、ふきのとうが顔を出し始めていた2月の下旬、私は本当に
生まれ変わる決意をしていた。

16歳、大人への階段をようやくのぼり始めようとしていた。

つづく・・・・・

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Comments

bigsausagepizza trina
bigsausagepizza trina

Posted by: Gixqekok | 2007.09.16 at 03:18 AM

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