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2004.06.17

熱血!暴走族自伝~PART3

前回までのお話し
PART 1
PART 2

私が16歳の年の冬、ついに警察の一斉検挙・検問にあい、私と幹部数名が
補導からそのまま鑑別所送りとなってしまった。警察からは族の解散を要求
され、もう身動きが取れない状態になってしまった。

鑑別所送りになってしまった日、私はなぜか笑っていた。シンナー中毒で全身
がマヒしていたからだ。そして、体の震えが止まらなかった。

「シンナー、くれよ!頼むから、何でもするから!シンナーくれ!」

と、わめき散らす私を、警察側は殴る、蹴るなどして、気絶させるまで暴力行為
を続けた。そして目が覚めて、また騒ぎ出す私に再度暴力での圧力。その繰り
返しで、体中のあちこちにアザがたくさんできていたほどだ。

1週間ほど、そんな禁断症状と戦っていた。

ある日、1人の婦人警官が面会に来た。もちろん尋問目的だっただろうが、その
婦人警官は優しかった。はじめは警戒して反発ばかりしていたが、次第に私も
心を許せるようになっていった。どこか祖母に似た感触があったからかもしれな
いと、今は思える。

その方とはいろんな話しをしたが、ほとんど忘れている。禁断症状の渦中だった
ため、脳の半分がぼやけていたんだろう。それでも、決定的なあの一言は、きち
んと心に焼き付いている。

「あなただったら、人生やり直せる。1からではなく、ゼロからやり直すのよ。
必ずできる。だって、1000人もの人たちをまとめ上げてきたんだもの、その
情熱を他のところに向ければ、何だってできるじゃない!今日から、今から、
スタート。スタートライン引っ張ろう。」

といって、向かい合わせで座っていた汚い机の真ん中に、指で真横に直線を書い
た。実際なぞったラインなんて見えないが、その時の私には、真っ白に輝く、そう、
消石灰でグランドに引かれたラインがはっきりと見えたのである。

その瞬間、涙がとめどなくあふれ出た。とても温かい涙であった。私は、心の底か
ら泣いたのである。と同時に、いろんな思いもあふれ出ていた。

私が変わった・・・・・・・・・・変われた瞬間であった。

もう、迷いはなかった。ゼロからのスタートを決めたのだから。

これからどうしようか?ではなく、どうするか!・・・だ。

それから3日間、ブタバコの狭い空間の中で、これから先のことを1つ1つ整理し
つつ、自分の将来について、真剣に模索し始めたのである。

シンナー中毒で、震える体を抱きかかえながら・・・

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